“夏に負けない”スキンケアの基本
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落とす・うるおす・守る、
3つのステップで脱・夏バテ肌へ
夏の肌は、気温・冷房・紫外線・汗・皮脂など、あらゆるストレスにさらされています。
秋にトラブルを持たないためには、「今」のお手入れがとても大切です。
なぜ夏バテ肌になるのか? 仕組みを知れば、肌はきちんと対応してもらえます
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ステップ1. 落としケア
「肌の入り口」を整える、夏の必須ステップ
汗や皮脂が増える夏は、肌トラブルの引き金が「落ちていない汚れ」であることも少なくありません
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- 夏の皮脂分泌量は冬1.4〜2倍
- 気温35℃では皮脂量が約2倍
- 汗と皮脂が泡立つ毛穴を詰まらせやすい
- 紫外線により皮脂が酸化し、毛穴汚れが残る
- 皮脂は空気中の汚れやホコリを吸着しやすい
ステップ2. 潤すケア
肌の「内側乾燥」に気づいていますか?
夏でも保湿は必要?と感じている方こそ要注意。
表面がくっついても、内部は乾いている「インナードライ」が進みやすいのが、夏の肌の落ち穴です。
- 汗が蒸発する際に、肌の水分も一緒に失われる
- 換気で空気が乾燥し、肌の水分も蒸発
- 冷風で皮脂膜が固まり、機能低下し乾燥が進む
- 紫外線で角質層がダメージを受けて、水分保持力が低下します
- インナードライだと外の刺激に過敏に反応してしまう
ステップ3. 守るケア(日焼け止め)
「強い日焼け止め」が、正解とは限りません。
「SPF値が高ければ安心」――その思い込みが、肌に過剰な負担をかけることも。
大切なのは、自分の暮らしに合った「ちょうどいい」SPF値と、「塗り直しのしやすさ」。
日焼け止めは、一度塗って終わりではなく、「こまめに塗り直す」ことこそが紫外線対策の基本です。
- SPF=日焼けをどれだけ遅らせられる理論値を示す
- SPF30=約5時間、SPF50=約8時間の防御力
- 日常生活なら、SPF20〜30で十分な紫外線カットが可能
- SPFが高いほど、肌への刺激リスクも増加傾向に
- 数値通りの効果には「十分な量」の塗布が必要
- 日焼け止めは「塗り直し」ができてこそ、力を発揮する
スキンケアは、悩みが出てからの対応ではなく、毎日の積み重ねが鍵。 「落とし・うるおす・守る」の基本をていねいに続けることが、ゆらがない肌づくりの近道です
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