その涼み方、大丈夫?ハンディーファンと夏の乾燥肌

「夏に負けない」スキンケアの基本

夏の涼しさが、肌を乾燥させているかもしれません

前回の記事「“夏に負けない”スキンケアの基本」では、紫外線や汗、皮脂バランスの乱れなど、夏特有の肌ストレスについてお伝えしました。

今回は視点を変えて、私たちが「快適に過ごすため」に取り入れている習慣の中にも、実は肌の乾燥を進めてしまう要因があるという点に注目します。

たとえば、ハンディーファン。
今や、3人に1台は持っているといっても過言ではない夏の必需品ですが、使い方によっては肌への負担になることも。

今回は、「夏の習慣」と「乾燥リスク」の関係を知り、肌を守る工夫を考えていきます。

風で涼む=水分が奪われる?

風で涼む=水分が奪われる?

■ ハンディーファンの落とし穴

気温の高い屋外で重宝するハンディーファンですが、顔に直接風を当て続けると、汗の蒸発とともに肌表面の水分や皮脂膜まで失われてしまいます。

その結果、

  • 肌が乾燥してヒリヒリする
  • 赤みやかゆみが出る
  • メイクが崩れやすくなる
  • 血行不良で顔色がくすむ

といった肌トラブルを引き起こすことも。
涼しさの代償として、肌のバリア機能を乱している可能性があります。

■ うるおい泥棒は、室内にも

エアコンや扇風機も、実は注意が必要です。
風を直接浴び続けたり、乾燥した室内で過ごしたりすることで、肌の内側からうるおいがジワジワと逃げ、「インナードライ」状態に陥りがちです。

さらに、屋外との急な温度差に体が対応しようとすると、肌の生まれ変わりのリズムまで乱れ、バリア機能の低下につながることもあります。

肌を守りながら、夏を快適に過ごすコツ

肌を守りながら、夏を快適に

■ 外側からのケア:賢い「冷やし方」で肌を守る

  • ハンディーファン
    顔に直接当てるのは避け、首元・脇の下・手首など、太い血管が通る部分を冷やすと効果的です。
  • エアコン
    風が直接肌に当たらないよう「上向き」に設定しましょう。肌の水分を奪う直接的な風を防げます。
  • 服装と室温
    屋外との急な温度差を避けるためにも、室温は下げすぎないのが基本。カーディガンなど、薄手の羽織れるものでこまめに調整しましょう。

涼しさは「肌に直接」ではなく、「体の深部」に効かせる意識を。

■ 内側からのケア:食事と飲み物でバランスを整える

内臓を冷やしすぎると血行が悪くなり、肌の不調につながります。内側からのケアで、健やかな肌を育みましょう。

  • 食事
    体を内側から冷やす効果のある夏野菜(きゅうり、トマト、なす)や果物(スイカ、メロン)などを意識して食事に取り入れましょう。
  • 飲み物
    冷たいものばかりでなく、常温や温かい飲み物もバランス良く。内臓の冷えすぎを防ぐことが、巡りの良い体、ひいては健やかな肌につながります。

夏の快適さと美肌は、両立できる

暑さ対策も、肌ケアも、どちらも我慢しない方法はたくさんあります。
「正しい知識」でツールや習慣を見直すことで、快適さを保ちながら、肌も守ることができます。

■ 日常でできる乾燥対策

  • 使用前の「先手保湿」
    ハンディーファンやエアコンを使う前は、化粧水や保湿クリームで肌をしっかり整えておきましょう。肌表面にうるおいの膜を作っておくことで、風による水分の蒸発から肌を守ります。
  • 帰宅後の「即時リセット」
    帰宅後は、メイク・汗・皮脂などが混ざった肌をできるだけ早くリセットすることが大切です。すぐにクレンジングと保湿を行い、清潔な状態に整えることで、肌荒れや乾燥を防ぎましょう。

肌にとっても“快適な夏”にするために、正しい知識とちょっとした工夫で、肌とうまく付き合いながら夏を楽しみましょう。

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